やる気が出ない原因は行動しはじめないからです。

実に根性論のようですが、脳科学に基づくとそのように人間はできています。

 

脳は、行動していないとき、やる気は絶対に起きません。
この性質を利用すれば意図的にやる気を起こすことができます。

 

やる気を起こす方法、やる気を持続させる方法を書いていきます。

 

 

側坐核(そくざかく)

側坐核という場所が脳にあります。
側坐核はやる気と大きく関係しています。

位置は海馬に近く、とても小さな部分です。
側坐核が刺激を受けることによってやる気を起こします。

 

側坐核は少しクセがあります。
自らの意思で何かを行動しなければ刺激されないようになっています。

つまり、なにかをやらされている状態では刺激がされません。

普段、自発的に行動する時間はどれくらいあるでしょう。
勉強や仕事を自らの意思ではなく「させられている」の状態では、側坐核に刺激が入らずやる気は起きないようになっています。

なにをやってもやる気が出ない人の原因は、側坐核の刺激量が足りないことがわかっています。

 

 

意図的にやる気を起こす

やる気の性質を知ることで、ダイエットが続かない、勉強が集中できない、などの状態から抜け出しましょう。

 

【簡単なことから始める】
何か作業を始める時にやる気が出ないときは、小さな簡単な作業から始める方が脳科学的に効率がよくなります。

とにかくなんでもいいのでスタートさせることが重要になります。
そして体も動かすことも重要となります。

 

まずはあまり深く考える必要のない簡単な作業から入り、側坐核への刺激が入り出せば、難しく大きな作業でも持続集中できるようになります。

難しいことから片付けた方がと思われがちですが、簡単なことから始めた人の方が、結果的に難しいことも早く終わらせることができます。

 

 

集中力を持続させる方法

どんな好きな作業でも長時間行うと飽きてきますよね。
人間は飽きるようにもともとできています。

 

慣れるということで側坐核への刺激量が少なくなっています。
慣れないことを行うと気疲れするように、慣れる前は脳への刺激量が多くなります。
慣れれば楽に感じるのは、刺激量が少ないからです。

 

飽きることは仕方ないので、作業を切り替えることで集中力を持続できます。
人間に集中力が続く人はいません。
集中力が続いているように見える人はこの切り替えが上手なんです。

 

飽きてきたと感じる前にどんどん作業を切り替えることで集中力が持続します。
側坐核を刺激し続けることが集中力の鍵です。

 

 

 

無理に続けないこと

完全に集中力を失うと、再び集中できるのにおおよそ25分かかります。
その度に脳に大きな負荷がかるため、疲れを増すこととなります。

 

気が散れば散るほど疲れます。
例えば、仕事でなぜか集中した1日より、だらだらした1日の方が疲れたなんてことありませんか。

勉強なら集中力が途切れる前に科目を変えるようにしてください。
それか一旦勉強から離れて掃除をするなどし、行動をやめないことが大切です。

 

 

いろいろ方法を紹介しましたが、大きく側坐核に刺激を入れるにはやはり自発的行動が重要です。
させられていると思いながら過ごす毎日は、自分の人生ではなく、他人の人生を過ごしているのかもしれません。