豆乳って「乳」って字がつくから乳製品だと勘違いしていませんか。私は勘違いしていました笑。豆乳は単純に大豆をしぼった汁なんですね。てっきり乳製品だと思っていましたよ。
豆乳は健康づくりにとっては非常に効率のいい飲み物です。しかもおいしく摂取できるのだから飲まない手はないでしょう。ではいったい豆乳はどのように体にいいのでしょう。

 

豆乳は栄養価が高い

以前の記事でもご紹介したように、豆は肉よりタンパク質の摂取効率が良いです。そしてなにより豆乳は豆を液体状にしているので、さらに効率が高くなります。どんな食べ物でもそうですが、豆のように固体ですと、含まれているタンパク質すべてをしっかり吸収できるわけではありません。豆乳は資料によると9割もしっかりと吸収されるとのこと。タンパク質だけではありません。大豆にはレチシンやイソフラボンなどのすばらしい栄養源がたっぷりありますので、豆乳は栄養価と吸収率の両面から優れていると言えます。レチシンはコレステロール値を下げてくれたり、肝機能の改善する効果がありますが、特に女性にとってうれしい栄養素は何と言ってもイソフラボンです。イソフラボンは「エストロゲン」(卵胞ホルモン)と似た働きをします。エストロゲンは美しさや若々しさを手助けしてくれますので、それに似た働きをもつということは、豆乳を飲まない手はないでしょう。エストロゲンは残念ながら年齢を重ねるごとに分泌量が大幅に減少します。イソフラボンで、エストロゲンの不足を補えるのは助かりますね。

 

調整豆乳と無調整豆乳ってどう違うの?

豆乳の需要が多いだけにスーパーでは今たくさんの種類が並んでいますね。そんな中で、調整豆乳と無調整の違いに気になった人も多いんではないでしょうか。

どちらかというと、無調整の方が体によさそうな気がしますよね。でも実際はそんなに大きく差はないんです。極端かもしれませんが、単純に砂糖や塩や香料を入れてより飲みやすくしたのが、調製豆乳です。無調整豆乳は、大豆をほんとにそのまましぼっただけの汁です。大豆を水につけて、煮て、しぼっています。豆乳という名前ですが、大豆のしぼり汁ということですね。当然、大豆のしぼり汁ですから、無調整豆乳から豆腐を作ることが可能です。

調整か無調整かを選ぶ上で、栄養素にそれほど大差がないとすると、味で決めてみてはいかがでしょう。
豆本来の味を楽しみたい人は無調整豆乳を選び、味付けが美味しいと感じる人は調整豆乳を選ぶのがいいかと思います。いずれにしても、続けられるというのが、一番かと思います。

 

 

キッコーマンの豆乳

キッコーマンの豆乳は昔からスーパーに並んでいますね。そしてなにより種類がキッコーマンは多い。現在36種類あるそうです。

楽しく選びごたえありますが、ここまでくると栄養素のばらつきもあるようです。先ほど書いた調整豆乳と無調整豆乳には栄養素に大差ありませんが、ジンジャー味やプリン味なんかもあるように、物によってはタンパク質の量が2倍くらい変わるものも。個人的には栄養素と味を考慮し、黒ごま味が好きです。タンパク質量7.2gと上位5位で、黒ごま栄養素も加わるためです。

すべての種類を飲んでみたくなりますね。しかし豆乳の飲みすぎはよくないとされています。イソフラボンはエストロゲンと似た働きをするので、過剰摂取することで、ホルモンバランスが崩れます。真偽の方はたしかかどうかわかりませんが、豆乳を大量摂取した男性の乳房が大きくなったとのことです。1日1本が目安になります。