脳内麻薬って聞いたことはありますか。
人体の中にはモルフィネと同じような物質が実はあります。

最近の研究で脳内麻薬はガンを抑制する効果があるといわれています。
「鍼灸」においては、施術を受けたあと脳内麻薬の産生が高まるという報告があります。

脳内麻薬についてと少しセルフケアをご紹介します。

 

 

脳内麻薬ってなんだか危険そう。。

「麻薬」なんて聞くとどうしても悪いイメージを浮かべると思います。
脳内麻薬は人体そのものが作り出すため、安全であるうえに、むしろ必要不可欠な物質です。

強い痛みやストレスを受けている時は、無意識に体はその痛みを和らげるよう作用します。
その時にこの脳内麻薬が多く生成され痛みを和らげることに関与しています。

さきほどから脳内麻薬と書いていますが、名称があります。
ベータ・エンドルフィンやエンケファリンなどがあります。
どうしても痛みの緩和だけでなく、快感も与えるため脳内麻薬なんていうふうに呼ばれます。

例えば、女性が出産する際には必ず必要となります。
出産は相当な痛みがともないます。ベータ・エンドルフィンの鎮痛力はモルヒネの6.5倍です。
それでも痛みをともなうのですから、もし分泌されなければ気絶しているでしょう。

「ランナーズハイ」もこれにあたります。
マラソンは始め苦痛しか感じないですが、次第に快感を得るようになります。
マラソンが病みつきになってしまうのはエンドルフィンが関係しているようです。

 

ベーターエンドルフィンは強い鎮痛作用があり、ストレスや忍耐力に大きく貢献します。
そしてさらに免疫にも関与しています。体の中の免疫細胞はベータエンドルフィンに対する受容体があります。
合体することで免疫細胞たちは活性化し免疫力が向上します。
がんに対する期待をよせられているのは、このことです。

 

 

鍼灸

鍼麻酔というものはご存知でしょうか。
鍼灸には鎮痛効果が高いことが証明されています。
歯が痛い時に「合谷」というツボに鍼を打てば本当に痛みが和らぎます。
あまりメジャーではないですが、海外では出産前に鍼灸をし、痛みを和らげて出産をしているところもあります。

 

鍼灸をしなくても血の中はすでにこのエンドルフィンは少し存在します。
ですが実験で鍼を「合谷」に刺して通電を行った時、5.6pg/mlから13.6pg/mlにエンドルフィン濃度が増えたことが証明されています。

しかし、体のどこでも打てば増加するのではなく、決まった経穴(ツボ)でなければ増加しないこともわかっています。

 

 

 

セルフケア

「合谷」とは別に「足三里」というツボをご紹介をします。

合谷は手にあるので自分でセルフケアがしにくいと考えました。
足ならお灸もできそうですね。

 

写真を貼り付けました。
膝の皿のななめ下にあるくぼみ「とくび」というつぼをみつけ、ここから指4本下が「足三里」です。
触ってみて反応がありそうならそこが正規の場所と多少ずれていても大丈夫です。

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人体はまだまだ未知で謎多きです。
最高の科学技術は人とも言われるくらい人の体はハイテクです。