手がしびれてきたなんてことはありませんか。
女性に多かったりしますね。

急にしびれ出すと不安に思いますよね。
手のしびれの原因は幅広くあります。

最近多いのは、パソコンやスマホを見ることで起きるパターンです。
しびれのメカニズム、改善方法について書いていきます。

 

 

危ないしびれ

手のしびれの現れ方によっては危険な場合があります。

大きく分けると、動かすことによってしびれが増減するのか、何もしてなくても現れるのかです。

何もしてなくてもしびれている場合は脳出血等の危険な場合があります。
この場合は手に関する脳の部位が障害を受け、しびれが出ています。

他にも吐く、頭痛、ロレツが回らないなどありましたら病院にすぐに行ってください。

 

 

頻度の高い手のしびれ

多くの場合は筋肉の圧迫によるものです。

スマホやパソコンの長時間作業で、筋肉は確実に凝り固まります。
凝り固まった筋肉は、神経を圧迫します。

神経の伝達に不具合が出れば、しびれが起きます。
圧迫を受けている筋肉を緩めれば改善します。

電車のつり革を持つとしびれが出現する、パソコンのキーボード作業でしびれるなどがこれにあたります。

 

では一体どこで圧迫を受けているのでしょうか。
傾向が多いもの2つをピックアップします。

 

 

斜角筋

斜角筋は首から第一肋骨まで走ります。
肋骨を引き上げたり、首を前にたおす時働きます。

スマホを見ているとどうしても首が前に傾きます。

斜角筋は三つの繊維に分かれ、前斜角筋と中筋斜筋の間を手の神経が通ります。
スマホで斜角筋が凝れば神経をはさみ圧迫してしまいます。

 

斜角筋を押せば原因がわかります。
押したときにいつもの手の痺れが出現すれば、この斜角筋の凝りの可能性が強いでしょう。

 

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小胸筋

小胸筋が凝ることで神経を圧迫します。
小胸筋の下も神経が走っているからです。

猫背で肩が前に入っている人、なで肩の人はこの小胸筋の圧迫を受けやすい傾向があります。
パソコン作業で背中を丸めていると小胸筋が凝りますので姿勢を正すことが大切です。

 

小胸筋が原因かどうかは腕を上げたらわかります。
腕をあげて胸を張りしびれが出現すれば、小胸筋が原因の可能性が高いでしょう。
その際は動脈も圧迫を受けるので、手も冷たく感じます。それも確認してみてください。

 

 

筋肉を緩める

原因がわかれば、その筋肉をマッサージしましょう。

斜角筋も小胸筋も体の前方にあるので、あまりマサージ屋では触らない部位かもしれません。

セルフケアなら、お風呂に入りながらが効果的です。
最も大事なのは、凝らない姿勢を普段から意識することです。

 

今回の紹介した手の痺れの原因以外にもまだあります。

手根管症候群だったり肘部管症候群などなど、、、血管の問題も考えられます。
甲状腺機能低下症、糖尿病、内科的なこともあります。自律神経障害やストレスも、あげていくときりがありませんが、変形性頸椎症、頸椎椎間板ヘルニア、頸椎後縦靭帯骨化症。外傷で脊髄を損傷してしまった、脊髄に腫瘍ができた、も関係します。

 

一概には言えませんが、これらの場合ほとんどがセルフケアできません。
おかしいなと思う場合は一度病院で検査を受けてください。

余談ですが、ヘルニアは手術をしなくても、時間をかければ自分自身の治癒力で治せます。
(今はほとんど手術するお医者さんも少なくなっています。生活に支障が出る場合は手術をする場合があります。)