内臓の不調は誰しも経験があるかと思います。
食べ過ぎだったりストレスなどで胃の不調は起きます。

ストレスを受けると、胃酸通常より多く分泌され、保護する粘液も減少してしまいます。
それにより胃を傷つけて胃荒れを起こします。

 

お肌のケアは体の中から

お肌には気を使っていても、胃腸にはそこまで気を使わない人も多いようです。
美容と内臓が健康であることは切っても切り離せない関係にあります。

東洋医学では、胃腸と顔はとても関係が深く、内臓の状態が顔に現れます。
西洋医学的に考えても、胃腸の機能が弱まれば、消化がうまくできず、栄養が十分に吸収できないことにより、肌荒れにつながります。

どんな美容クリームを使うかより、内臓の調子を整えることが最優先ですね。

 

 

セルフケア

年齢とともに胃腸の働きは低下していきます。
脂っこいものが食べられなくなるのも能力低下による影響です。

 

胃の働きを亢進させるツボを紹介します。

「足三里」(あしさんり)
万能ツボとも言われています。

膝のお皿の斜め下に「とくび」というツボをとり、下へ4本指分下がったところです。
反応がいい人はすぐに胃腸が動き出します。

松尾芭蕉も足三里に灸をすえていました。

 

胃の働きを抑制させる

先ほどは胃の働きを更新させるツボでしたが、今度は抑制させるツボです。

ストレスなどで胃酸が過剰に分泌されている状態で足三里を刺激すると余計に痛みが増します。
胃酸がもっと分泌されるからです。

 

そういうときに使えるツボは陽陵泉(ようりょうせん)です。

 

腓骨頭という、骨のでっぱりの斜め下が「陽陵泉」です。

胃が痛くなった時はここを押し刺激します。
市販のお灸でもいいのですが、ストレスで胃が痛い緊急時にはそばにお灸がないことの方が多いと思います。