便は健康のパロメーターと言われています。

今回は便はどのように作られるのか、健康と便の関係性について書きます。

食事前の方すみません。

 

 

便について

便の中身ってどのようになっているのでしょうか。

食べ物から栄養をこしとったカスというイメージがありませんか。

 

間違いではないですが、食べ物のカスの割合はたったの5%ほどしかありません。

 

便の60%は水分となります。
そして残りの大部分は腸粘膜や細菌、それから細菌の死骸などが便を構成しています。

 

我々人間が食べたものは、ほとんど細かく分解され一旦体内に取り込まれています。
食べ物が消化器官の中で濾過され残りが便になっているわけではありません。

 

食べ物は細胞に代わり、体の中を知らない間に回り続けています。

 

人間の皮膚細胞が常に新しく生まれ変わるのと同じように、
腸内細胞も新しい細胞に入れ替わり、古い細胞が崩れ落ち、便によって排出しています。

 

便の構成を知れば、食べ物がいかに大切か見えてきます。

 

ジャンクフード、化学調味料などなど、どうせ排出されるのだからと、やみくもに口にしてはいけません。
血液によって食べたものは体全体に運ばれます。

 

 

同じく飲み物も濾過して尿になっているわけではありません。
必ず血液になり全身をめぐっています。

 

 

 

便は健康のパロメーター

 

上の図をみて日々の健康を便で確認してみましょう。
赤い線で囲まれた色を目指したいですね。 

 

黄色っぽいなら酸性にかたむいていて、黒っぽいならアルカリ性にかたむいています。

 

ビフィズス菌や乳酸菌などの大切な菌が多い場合、腸内の環境が弱酸性になります。
肉類や脂肪を取ると腐敗菌が多く、アルカリ性になります。

 

基本的に便の色はなぜ茶色なのでしょうか。

それは食べ物の消化を助ける胆汁の色によって茶色になります。

 

ビリルビンというものが茶色く染めます。
このビリルビンも、古い赤血球が代謝されてできたものです。

 

 

においの確認も健康のパロメーターです。

漬物の臭いがする便が理想です。
これは発酵しているからです。

肉食を抑え、オリゴ糖や食物繊維食積極的にとることで発酵臭になります。

 

特に牛肉はおいしいですが、デメリットも多いです。

 

 

人体は最先端の科学

普段私たちが何気なく食事している食べ物は複雑な過程を経て排出されています。

消化のプロセスは最先端の技術を駆使しても人工的には作ることが決してできません。
消化にかぎらず人間の体のほとんどは人口的に作ることができず、人工臓器は本物の臓器の機能を全て果たすことができません。

 

人間だけでなく動物や虫もすべて人口的に作れません。

例えばクモの出す糸、これは科学的にものすごく発達したものとなります。
クモの巣を大きくすればジャンボジェット機さえもつかまえられます。

今の人間の技術ではクモの糸ですら人工的に作れないんです。

 

普段意識しませんが、自然にあるものすべてはハイテクです。

人体こそが最先端の科学ともいえますね。