女性特有のホルモンに、エストロゲンとプロゲステロンがあります。
ざっくりではありますが、エストロゲンは女性らしさに関するホルモンです。
プロゲステロンは妊娠のために必要なホルモンといった感じでしょうか。
この二つのホルモンはお肌の調子にも大きく関わってきます。
エストロゲンとプロゲステロンについて
ホルモンの分泌量はそれぞれ生理の周期によって大きく変動しています。
排卵日が境に大きく変わります。
排卵は生理が始まってからおおよそ14日目ごろに始まります。妊娠しなければプロゲステロンは生理から排卵するまでの14日間はほとんど分泌がされません。
流産などを予防するのがプロゲステロンの役割だからです。エストロゲンについてですが、こちらは生理中には分泌がとても少なくなります。
一番多い分泌時期は排卵の直前です。
排卵後に少しまた上昇しますが、妊娠をしなければ減少していきます。
個人差はあるものの、エストロゲンとプロゲステロンは一定の周期で分泌しています。
それぞれの分泌時期の体の変化
「プロゲステロン(排卵後)」
プロゲステロンが分泌されると体の不調を訴えるようになります。
だるさ、むくみ、意欲や集中低下、落ち込み、便秘、にきび肌荒れ、眠い、いらいらなどなど、、、
分泌が減少する時期になれば症状は消失していきます。
プロゲステロンは大切なホルモンで必要不可欠なのですが、体が過敏に反応してしまうそうです。
この時期にアレルギーやうつは悪化する傾向があります。
プロゲステロン分泌期は脂肪分が燃焼されにくいので、飲食に気をつけることでダイエットにつながるかもしれません。
しかし、生理の時に経血とともに失われる栄養素の補給も大事です。ミネラルはしっかりとってください。
そして時期は、感情が不安定でミスしやすく、仕事の効率も下がりがちです。
今はそういう時期だと割り切って過ごすことが大切です。
「エストロゲン(排卵前)」
エストロゲン分泌時期は女性が輝きます。
肌のハリとつや良好、くすみ軽減、シミ、気分明るく、前向きに、精神的安定、自信がみなぎる。最も性欲が高まる時期。
女性らしさが大きく反映する時期でもっとも妊娠しやすい時期となります。
代謝がよいので体重も落としやすいです。
そして何が必要で、何が必要でないかを、落ち着いて考えることができます。
決断や、判断をこの時期に行うといいですね。
セルフケア
プロゲステロン分泌期の不調を整えてくれるツボがあります。
「三陰交」
足のうちくるぶしから指4本上にあります。
市販のお灸を据えてください。
「三陰交」は冷えや生理痛、更年期障害などの婦人科疾患にも使えるので、覚えておいておきたいツボの一つです。
しかし、妊娠中の方は刺激しないでください。
三陰交は刺激が強いツボなので、陣痛を促進することもあります。
それだけ変化を与えるツボなんですね。
まとめ
女性は月経とおおよそ40年の付き合いになります。
それぞれの月経周期に対応した生活を心がけると、人生は大きく変わるかもしれません。
「三陰交」は月経痛も和らげスムーズに月経を終わらせる効果があります。
ぜひ一度試してみてください。
エストロゲンは大豆の中にある「大豆イソフラボン」で代用できるという報告も上がっています。
厳密にはエストロゲンとは全く違う物質ですが、エストロゲンと似た作用を起こします。
エストロゲンはどうじても歳を重ねるごとにどうしても減少します。
豆乳などで補ってみてはいかがでしょう。