肌荒れがある方は肌の水分量が少ない傾向にあります。
大きく言えば乾燥肌と肌荒れはセットで起こります。

肌の水分量は当店の機械で測ればすぐにわかります。
気になる方はおっしゃていただければ測定します。

肌のその時々の水分量よりむしろ、水分をとどめておく力があるかどうかが非常に重要です。

 

化粧水は根本解決にならない

あまり大きく書くと、化粧会社関係に怒られそうですが、
化粧水はその時々だけ水分量を上げるものと考えてください。

肌の水分量を瞬間的にあげるなら、別に水でもかまわないません。

もちろん今の化粧水は水分以外にも保湿成分が入っていたりで、つけた方が良いことは良いのですが、根本対処にはならないということです。
つけた水分はかならず蒸発して消えます。保湿成分も時間とともに剥がれ落ちます。
なので、乾燥している時の瞬間対処として使うものと考えてもいいと思います。

肌の水分量のポイントとなるのは「セラミド」です。
セラミドは水分を吸着し、蒸発から防ぐ役割を担います。

 

 

お風呂上がりはなぜ乾燥しがち?

お風呂後はなぜ乾燥するのか。不思議に思った方も多いと思います。

洗顔をすれば、目には見えませんが、お肌の角質細胞は確実に剥がます。
皮膚の表面はセロハンテープで貼るだけで剥がれ落ちます。

洗顔の際に角質細胞だけでなく「セラミド」も一緒に剥がれます。

 

試しに、洗顔なしでお風呂すると、いつもより顔が乾燥しないことに気づくと思います。

別に洗顔をするなということではなく、伝えたいことは「セラミド」が、またすぐに生成できるかどうかということです。

 

 

皮膚の再生

セラミドは皮膚細胞の生まれ変わりの際に生成されます。
完全に皮膚細胞が入れ替わるまではおおよそ1〜2ヶ月かかり、この期間をターンオーバーと言います。

乾燥肌や肌荒れを持つ方は、このターンオーバーのサイクルが遅くなっています。
遅れることで、セラミドの生成量も減少していることもわかっています。
セラミドが少なければ水分は保てません。

水分が少なければ、肌に弾力性がなく、ダメージを受けやすくなります。

肌荒れの原因の一つです。

 

 

美容鍼灸は肌の水分量を上げる

鍼は打つことで血流を促進させることができます。
お顔に打てば、お肌の細胞の血流量が上がります。

 

なぜ血流量が促進されるのかを簡単に書きますと、
鍼は表情筋を緩める作用があるので、表情筋によって圧迫していた血管を拡張させ血流を促進させます。

そして、鍼は目に見えない小さな傷をつけ、体の免疫がそこを修復しようと血流を促進させ、栄養を集めます。

 

血は栄養を運びます。
肌の細胞に栄養がいきわたり、肌細胞が活性化すれば、ターンオーバーのサイクルを早めることができ、同時にセラミドの生成量も増加します。

 

 

今の化粧水や保湿クリームは「セラミド」が含まれるものもあります。
その瞬間は潤うので、いいことなのですが、肌は目に見えないうちにどんどん剥がれ落ちています。

美容鍼灸では、本来の自らの力で保湿できる状態にもっていくことが大切だと考えています。

何かご不明なことがありましたらいつでもご連絡ください^^

嶋田